自分の意見をはっきり言いたい、、、それがダメでも、せめて持ちたい。

頭がぼーっとしていた時に録画していた番組を観た、一気に頭を使うことになった。
録画していたのは「ハーバード白熱教室」。


常々、ディスカッションって面白いなぁって思ってた(見てるぶんには)。
正直、日本の政治の討論とかは面白くない、、、自分の知識不足ってことは否定しない。
でも、意見をぶつけ合うってのは、ただ自分の意見だけを言うことではないと思う、
だから、日本のテレビの討論ってのは相手の話を聞いてないし、子供のケンカにしか見えない。
まぁ、別にあれは本当のディスカッションじゃないから、

反対の側に立って考える必要はないと思うけど、結局、やり取りが進展せずにグダグダになるのは、
あんまり意味があるとは思えないのだが、、、。


んで、そのハーバード白熱教室ってのは政治哲学の講義で、今までは公開されていなかった。
内容はただのディスカッションというよりは、いわゆる講義の形だと思う。
だったら、余計に内容が難しそうな感じがするのだけど、そんなことはない、
そう講義を進める教授が伝えているけど、本当にその通りだと思う。
マイケル・サンデルという教授が行う講義のテーマは「Justice(正義)」。
難しい感じを受けない理由は、いきなり難解な用語を連発しないからだろう、
まず始めに誰にでも理解できる事例を挙げる、それに対して生徒に発言させる、
そこから他の生徒に別の意見を述べさせる。
終始、こんな感じで進められていく。
そして、ある程度テーマの本質が理解できるところで初めて文章でまとめる。
そこに難解な用語も登場してくるが、理解は事例を通しているからスムーズだ。
わりとあっという間に一つの講義の30分は終了する。
番組としては二つずつ講義をするが一時間でも苦にならない。


講義を見ていて思ったのは、自分はこの講義に出るのは無理そうだなと(笑
大勢の前で個人の意見を発言するのはすごい苦手だ。
でも日本人自体、そういう人が多いんじゃないかなぁ。
例えば、事例の一つ。
ボートで漂流している者たちがいて、食料も無い。
そんな時に、一人が弱っている。
他の者たちは結果、その一人を殺すことで空腹を満たす。
(もうちょっと色んな背景はあるけど、ざっくりと。)
これについて、あなたが陪審員ならどういう判断をしますか?
そして、純粋な個人の意見を聞くため、法律的な知識を一切無視して考えてください。
と、生徒に伝える。


結構、答えづらいテーマだと思う。
自分だったら、誰もが答えそうな無難な意見を述べてしまいそうな気がする。
講義に参加する生徒は思ったことをはっきり言う。
こういう条件なら、人を食料とみるのも仕方ないとか、、、いや、自分なら絶対言えない(笑
でもそういう意見がないとディスカッションは進まない、全員が同じ意見じゃ、意味がない。
でも、学校ではそんなこと多かったなぁと思う、無難な答えに全員一致か、
だーれも発言しない。
もちろん、自分もそんな中の一人だけど、
きっとそんな時、自分はこう思うと心の中では考えていたのではないかと、、。
ただ黒板写すだけじゃ、ダメなんだよなぁ。


間違っていいと教えてほしかったなぁ、てかそれを受け入れる環境がほしいと。
間違ってはいけない、間違っては恥ずかしい、そんな空気感があるから、
自分の意見が他と違ってはいけないと考える。
大多数が安全という考え方は正しいのか?
昔から自分でも思ってたけど、この番組を見て、改めて考えさせられた。
ただ最初の方にも書いたが、自分の意見を述べることも大事だけど、

それと同じくらい相手意見も理解することが自分は大事だと思う。


これで頭を使いすぎたのか、急激に眠くなって爆睡。
夜中に目覚めてチャットした、頭が妙に冴えてたからか、いつもよりうまく話せて、
楽しかったなぁ。


バイトも早く決めんとなぁ、、。


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