両利きとは言えんよなぁ、、。

雨ってのは嫌いじゃない。
雨音以外聴こえないって意味では静かで、涼しい感じも悪くない、まぁ、好きってほどでもないけど。
濡れるのもまぁ、さして悪い気はしない、でも、用事があるときは別だ。
用事があって自転車で飛び出したはいいものの、目的地の10分の1に至らずして、
雨に降られ一時退却することに、、、出かける気も萎えるよ。
人との待ち合わせなので、出かけないわけにもいかず、着替えを済ませバスで向かう。


ボーリング、服屋、本屋、楽器屋、CDショップを回り、居酒屋へ。
こんなにさっぱりとしか書かないのは、さして楽しいものではなかったからだろう、
楽しもうという努力はしたけど、相手を前にしてその努力は無駄というものだったようだ。
楽器屋は少し楽しかったかな。
ギターに興味が出てきて、、というか前からやりたいとは思ってたけど、

ハナレグミを聴くようになってからは特に強く思う、ライブのDVDを観てその気持ちはさらにというわけだ。
んなもんで、店員さんに少し、自分が考えてることを告げると丁寧に教えてくれた、
そうやってのせてしまったものの、自分が今は買わないことがわかると残念そうな顔していて、
少し申し訳ない気がしたけど、自分が多分この店で買うだろう。
音に関して問題がいくつかあるのだが、それはさておき、不安な点がある。
自分はどっちの手でギターを持ち、弾くのだろう、、、。
これは他の人にはかなりわかりづらい感覚なのだろうけど、自分は利き腕というものが無い、
というかバラバラなのだ。
例えば、おはしは左、ペンは右、卓球は右で、サッカーは左。
むちゃくちゃな利き腕、利き足だ。
しかもこれが問題なのは、やってみないとどちらがその動作に適するのかが分からないということだ。
なので、ギターがどっちかということを悩んでしまうのだ。
自分なりに動作の根拠を探してみたが、スポーツに関しては、縦軸に動くものは左、
横軸に動くものは右なのではないかと考えている。
卓球での腕は基本的には横軸に動く、対して、バレーは左、バドミントンも左、サッカーも左、
多分縦軸だからだろう。
ただ、これはスポーツに限ったことで力が極端に入らない場合はいまいちよく分からない、
こと楽器なんて、学校で学ぶ程度でしか触れたことがないから余計にちんぷんかんぷんだ。
買う際に触れてみるしか無さそうだ、、、弾けないのに恥ずかしいなぁ;


居酒屋は最悪の一言に尽きる。
店が問題なわけではない、料理はどれもうまかったし、ドリンクも頻繁にグラスの交換を聞いてくれる。
問題は、会話の流れと、酒のペースだな。
会話は抑えていたつもりだったけど、だんだんと説教モードになって歯止めがきかなくなっていた、
そのうち、酒が回ってきて、完全に話す気すら失せて、簡単なあいずちしか打てなくなった。
酒は完全にペースを間違えた、、、というかあんまり考えずにおかわりを聞かれるたびに、
カクテルを上から順番に頼んでいった、無論、リセットするためにカシスウーロンも何度か頼む。
そんなことしてたら、後半はソフトドリンクしか飲めないほど限界がきた、

意識は正常なものの、食べすぎ飲みすぎで具合が悪くて、歩くのすらきつかった;


家に帰ってからは、酔いもほどよく醒めていたので、映画を観ることにした、
「チャプター27」という作品。
あらすじは、ジョンレノンを殺害した、マークチャップマンという男の話で、
事を起こすまでのニューヨークでの三日間を描く。


この映画を借りるきっかけは、テレビで主演の俳優がこの役のために体重を増やした、
ってので紹介されていたことに始まるが、興味を持ったのはマークチャップマンの愛読書だ。
まぁ、そういうわけでビートルズが関わっているからというわけではない。
そりゃあ、あれだけ有名なわけで数曲くらいは知ってるけど、好きな曲ってのは、
the long and winding road」くらいだなぁ。
んで、愛読書ってのは「The Catcher in the Rye」、日本語では「ライ麦畑でつかまえて」、
ってのがよく聞くタイトルな気がする。
読んだことはある、でも全くと言っていいほどストーリーに記憶がない。
ただ、おかしなもので読後の感想に、なんだこれ?って感じに思ったのは覚えている。
そもそも、その本を読むことにしたのは、「攻殻機動隊」というアニメに登場したことに始まり、
そして、手に取った本の訳が「村上春樹」であったことでより一層印象付けられる。
そんなことで、自分にはよく理解できなかった本であるけど、それに影響された人間とは、
どんなことを考えるのか?ってのことに興味があって借りたというわけだ。
観た感想は、正直異質な感じ、ただそれは社会にとってということで、ある意味では純真?
なのかもしれない。
物語に陶酔し、現実とダブらせる、そんな精神状態。
だから自分の世界に固執し、外の世界に溶け込むのではなく、外の人間を自分の世界に引きずり込む、
そこに違和感、異質なものを感じる。
唯一、外の世界と結びつけるのは、マークチャップマンは大のビートルズ好きということだ。
彼とこの短い期間に関わる人も、そこがあるから付き合っていられる、そういう意味では、
自分には絶対無理だな。
約80分っていう短い映画だったけど濃い映画だ、ただ誰かに薦めたいとは思わんなぁ、
興味がある人は勝手に観るだろうし。


30/100