三日分、まとめて。

2/17

人を泣かせてしまった。
自分はその時は、自分が悪いとは思っていなかった。
ただの意見のすれ違いと考えていた。

後日改めて話してみてわかったことだが、
自分のエゴが引き起こしたことだった。
どうも、考えすぎてしまう性質が、勝手に相手の答えまで包括した上で、質問を求めていたようだ。
他人を介さずして自己完結している、これはエゴ以外なにものでもない。
反省、反省、ただ反省。


20/10


2/18

旅行の宿が決まる。
色々と難航したが、とりあえずは収まるところに収まった。
自分としても、問題はない。


大脱走」という映画を観た。
あらすじは、、、タイトル通り脱走する。
第二次世界大戦中、ドイツの捕虜収容所を舞台としていたもので、ノンフィクションのようだ。
3時間近くあるがほとんど脱走だけの映画だ、「大」と付くのは、
その人数が数百人となるところからだろう。


脱走のイメージは「悪いこと」という以外にあんまり考えなかった。
結局は自分の利益のためだけに、逃げ出そうって話しか知らなかったから。
捕虜といっても、あまりよくわからなかったが、
この映画に出てくる捕虜というのは、いわゆる刑務所の囚人に比べれば扱いはいい方に思えた、
もちろん監視は厳しいものだし規則もあるはずだ、
しかし刑務を強いられるわけでもなさそうで、楽しむことが基本的には許されているように見えた。
つまり、捕まっても軍人として扱われるのである。
収容される際、その時つかまった各国の軍人の中でそれぞれの最高位にいる代表者が所長と面するが、
その時、その代表者が自分たちは軍人であり、脱走することが仕事であると言う、
捕まるまでに得た情報を国に伝えなければならないから。
脱走すること自体は収容する側にとっては良くないことだが、
脱走する側にとっては、職務を全うするためには必要なことであり、その先には自由もある。
両者がお互いの立場を理解した上で、お互いの仕事を全うする、その潔さというか、
紳士的というか、やたらかっこいいものに思えた。


1963年に公開された相当古い映画だが、最後まで全く間延びすることなく、

わくわくし続けた。
こんなことが実際に起こったなんてウソだろ?っていうくらい、ストーリーとして完璧だった。
今でも「The Great Escape March」という曲が耳にされるほど、愛されているのが、
映画を観てよくわかった。


50/100


2/19
本やらDVDを売りにいってきた。
ダンボール三箱分くらいになり、その一個の半分くらいは戻ってきたのだが、
1万円以上になったので十分、モノ自体が減ったのがやっぱりありがたいかな。
まだ、本はあるからそれを売るのと、他にもいらないCDも売ってしまおうと思う。


帰ってきてからは、映画を観る。
返却期限は土曜日なので、急ぎ足だ。
今日のは、「海の上のピアニスト」と「ターミナル」。


海の上のピアニストは大分前にバイトで知り合った人に教えてもらった映画で、
それも一年以上前に教えてもらったのに、観るのが今になってしまって申しわけなかったと、
反省している。
でも、やっぱり遅くはなったが観て良かったなぁと思える作品だった。
あらすじは、大西洋を往復する客船に捨てられた赤ん坊がいた。
その子を客船の機関室で働く機関士が拾い、名前を「1900(長いので略)」と名づけられる。
船で産まれたその赤ん坊は、何の登録もされていない、つまりはこの世に存在しない人間である、
そのため船を降りることなく機関室で生活することとなる。
ある時音楽に触れることとなり、ピアノを弾くと天才的な演奏をし、それが船長に認められ、
演奏家として客船で働くようになる。
その「1900」の一生が描かれる作品なのだが、この作品のもう一人の主人公ともいえる男がいるが、
最初は謎なのだがその男が「1900」のことを語り続けるうち、その男についても明らかになる。


徐々に過去が明らかにされていく感じと、現実が平行して進んでいく、その不思議な感じが、
観ていてどんどんと引き込まれる。
段々と主人公が有名になっていき、ジャズの世界で有名なピアニストが対決を求めて乗船する、
実際に演奏対決をすることになるのだが、正直に言うと自分はそのジャズのピアニストの演奏が好き、
主人公のピアノが嫌いというわけではないが、あんまり好きになれなかった。
もちろん好きな曲もあったけど、大体はあまり心地いい感じではなかった。
そうした曲に関しての共感はなかったのだけど、主人公のセリフの中で、
外の世界について語ったものがあったのだけど、その考えがすごい共感できた。
外の世界は選択肢が多すぎると。
自分には決まった数の鍵盤の中でしか、無限の可能性のある曲を演奏できないと。


選択肢が多すぎると選べない、これは自分がずっと悩み続けてきたことだった、
自由でありすぎることは、逆にその人を不自由にすると考えてたから。
ある程度、選ぶものが決まっているからこそ、それを選びとれるし、また足りなかったら、
それを増やせと文句を言える。
無限にあるものを減らせとは文句も言えない。
その途方もない、寂しさというか虚しさというか、人に言っても伝わりづらい。
そのことを共感できたことが、すごく嬉しかったなぁ。


次に、ターミナルを観た。
キャスト・アウェイ」という映画が大好きで、その主役がトム・ハンクスで、
このターミナルも出ているということで興味を持ったのが始めだったけど、
この二つの作品の共通してる点があるように感じたのものある、それは「孤独」である。
ちなみに、キャスト・アウェイは漂流をテーマとする。


ターミナルのあらすじは、アメリカに飛行機で来て、入国しようとしたいた男がいた、
その時、その男の母国ではクーデターが起こり、政権は崩壊してしまった、

その時点でアメリカとの国交は無くなり、パスポートは無効となり、入国ビザは取り消しとなった。
つまり、その男は母国に帰ることも出来ず、アメリカに入国もできない、
言葉もろくに通じない中で、空港での生活を余儀なくされることになる。
そんな男が主人公の話。


この主人公、半端じゃなくタフ、精神的に。
どんな逆境にも耐えて、乗り越えて、アメリカに入国しようと頑張る。
やがてそのタフさの理由と、入国したい理由も明らかになるが、
その人間としての大きさや、何にでも頑張る姿勢は本当に尊敬できる。
なにより良かったのは、人との協力を描く話で、自分が好きな展開だったのは嬉しかったなぁ、
喜怒哀楽の全部が詰まってる感じ(笑


まぁ一つ言えるのは、この話にもラブストーリーの部分が描かれるのだが、
何とも切ない、、、というか、納得しづらいもんだったなぁ。
現実ってそんなもんだし、現実を考えたからこそそんな展開なのかなぁとも思うけど、
ウソくさくても、もっと別なラブストーリーのしめ方はなかったのかなと思ってしまった、
そこだけが妙に生々しくて、際立ってしまったのが残念だった。


というわけで、7本全部観終わった。
次へ、としたいのだがまだどれを借りるか決めてない。
チェ・ゲバラの映画がたくさんあるので、ちょっと考え中、、、まぁ、決めたところで、
店へ行ってもまた悩みそうだけどな(笑


65/100