芸人に歴史あり。

今、様々な芸人が登場している。
新たな芸人が注目されれば、ある芸人は主戦場からはじかれる、

そんな現在は、飽和状態にあるのかもしれない。
テレビにおける芸人の仕事(お笑いに限らんけど)が増えるに従い、

それを目指す者も増えているってことだろう。


新たな芸人とは、果たしてそれは若手に限ったことだろうか?
中には、様々な事情から一から始めて、やっと、そこにたどり着いた者もいるはずである、、、


今日、昔のビデオテープを観ていたのだが、

7,8年前(もっとかも)の「オンエアバトル」というお笑い番組のものである。
10組の芸人がネタを披露し、客が点数で審査する、その上位5組がオンエアされるというもの。
ある回のオンエアについて見てみよう。
オンエアされた5組は、
「ビーム」「ランディーズ」「田上よしえ」「粋なり」「パペットマペット
最近のお笑いしか知らない人は、「パペットマペット」くらいしか顔も思い浮かばないだろう、
下手すると全部って人もいるかもなぁ。


簡単に説明すると(自分も今の状況が正しいかは曖昧です)
「ビーム」
→解散。一人は作家に、一人はピン芸人に。
ランディーズ
→当時はオンエア率も高い、正統派漫才。今は新喜劇の座員のようである。
田上よしえ
→女性のピン芸人、今でこそ女芸人は増えたものの、
当時はネタでこの人以上の女芸人はいなかったかな。
(自分はファンだったという点で評価が妥当かは微妙)
「粋なり」
→解散。互いにピン芸人に。一人は「大輪教授」として、R-1の決勝に進出。
パペットマペット
→牛とカエルのぬいぐるみをあやつる、人形コント。狂牛病の話題に便乗し、徐々に注目される。
顔は布で隠されていたが、今はいったい、、、。


という感じで、やめている人はいないものの、今はすっかり見られなくなった者もいる。
ちなみに、オンエアされなかったメンバーはもっと興味深い。
いくつか挙げてみると、
鳥居みゆき」「友近」「せんたくばさみ」「あばれヌンチャク

最初二人は、今では最前線で戦ってる、この前、めちゃイケにも出てたし。

鳥居みゆき
→今は、ちょっと狂った人って感じですよね、ネタ意外でも。
落ちた人にコメントもらうんですが、普通に喋ってる、、、。
服装も今のパジャマみたいなのではない。
友近
→まだ知られてなかったかな?マニアックネタだと思うが、当時は受け入れられてないかも。
「せんたくばさみ」
→トリオ。現「ビーグル38」、一人が入れ替わったらしい。
元々のメンバー二人が「サバイバルズ」という、おじいさんのコンビに扮して最近注目されている。
あばれヌンチャク
→解散。お絵かきネタのコンビ。一人は声優に。
一人は「桜塚やっくん」に、、、彼はなぜか女ピン芸人に、元々、絵の担当だったようで、
今もお絵かきネタ。


芸人の声はやっぱり特徴がある、コンビの個人名まではだいたい変えない。
当時、アホほど録画したテープを繰り返して見ていたというのもあるが、

今新しく出てくる芸人のネタをテレビで見たり聴いたりとすると、

アレ?どっかでこの人、、、調べてやっぱりみたいな。
嬉しいときもあるが、元のスタイルが好きだった芸人はがっかりすることも。
現在の新たな芸人に注目される現状は、様々な遍歴があって今再び売れてきている者にとって、
今は、最大のチャンスなのかもしれない。


おまけ?
自分が好きだった、「プラスドライバー」「チャイルドマシーン」という芸人、
現在、両方とも解散している。


「プラスドライバー」
→トリオ。コント(トリオで超えるのは自分の中では未だいない)。
一人は多分芸人をやめている。一人はナレーターに。
そして一人は、「東京03」というトリオで注目されている。
東京03の他の二人もまた、「アルファルファ」というコンビであった。


チャイルドマシーン
→漫才、コント。一人は作家・音楽家、一人はピン芸人に。
経歴はずば抜けてすごかったということもないかもしれない、
でも、あれだけ素直に笑えるネタもなかったな。
センスはかなりのものだったはずである、解散がなかったら、、、今頃はどうなっていただろう。
DVDは一つしか出ていないが、今、「手元にあるのは一生持っていると思う。